日本刀(刀剣)にはいろいろな職人さんが関わっています。
以前にもご紹介しましたが、「彫師」さんや「金工師」さんの技は本当にスゴイですよね!
【彫師の技が凄い!-日本刀に彫刻を彫る職人技をご紹介】
今日は、そんな日本刀の職人さんの中でも、ちょっと変わった職人さんをご紹介します。
刀箱師
愛刀を家に綺麗に飾りたい一心から会社辞めてケース作りを始めて1年、やっとここまで出来ました…!
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) November 30, 2019
応援して下さった皆様本当にありがとうございますっ…(T^T)
(刀以外全部自作です)
色々あったなぁ…色々あった…
濃い1年だった…#刀展示ケース自作 pic.twitter.com/gygldXD4Uj
製作する展示ケースのコンセプト
「どこでも、そこだけ美術館」
「刀の美を極限に引き出す」
美術館の展示ケースの構造を学びながら、マンションや戸建てなどの住宅、神社やお寺など、美術館のような専用設備がない場所においても、場所を選ばず飾った場所を美術館にする事の出来る展示ケースを製作しています。HP「刀箱師 katana case shi」より引用
刀箱師?!
(; ・`ω・´)ナン…ダト!?
あまり聞きなれない名称ですが、「刀箱師」さんは日本刀の展示ケースを作る職人さんです!
その「刀箱師」の中村さんは、「日本刀が大好き」という理由で、ご自分で日本刀の専用展示ケースを作ってしまったのです。
中村さんの日本刀への愛情はとても凄くて、鑑賞作法まで精通されています。
以下が正しい鑑賞作法です(刀剣ワールド提供の動画)
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) July 2, 2019
いかにデアゴスティーニの動画に間違いや抜けがあるか分かると思います。
鑑賞作法https://t.co/5qGIEjdTp1
ツイッターでは、そんな中村さんが作った壁掛けの「日本刀展示ケース」の制作工程が公開されています。
私の刀展示ケース作りは、こんな家にいつか住みたい、その時に美術館レベルで綺麗に刀を飾れる展示ケースが世の中に無かった事から自作を始めたのがきっかけです。
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) October 7, 2019
見え方としては既に美術館レベルに達したと自負しているのであとはこの広い家をどう準備するか、です…orz#刀展示ケース自作 pic.twitter.com/wctJ3nPUfU
2台目の壁掛けがやっと完了しました( ´∀`)
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) September 22, 2019
土台部分を外すと休め鞘や、証書を筒ごといれることが出来ます。
刀が触れる受けの部分も材質を変えて黒にしたところ、赤の時より上手くまとまりました!
油や水に強く、クッション性、滑り止め力も高いです。#短刀用展示ケース自作 pic.twitter.com/93PJwFpQHD
自作した刀ケースでの刀の見え方です!
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) September 12, 2019
アップすると画質荒くなっちゃうのかな(・・?)#刀ディスプレイケース自作 pic.twitter.com/4FHq5uCi8F
土台部分には漆を使っています。
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) December 1, 2019
光を当てると最初の写真のように色味が変わります。 pic.twitter.com/nX2y10SWdh
照明も温湿度計もついていて、土台は、う...漆!?
ᵎᵎᵎ∑(°口°๑❢❢スゴイ...!!
このケースがあれば、まるで美術館のように自分の愛刀を飾っておけますね!
そして、「刀箱師」の中村さんが作った「日本刀展示ケース」が、あの「霜剣堂」さんに!!!
今日は霜剣堂原宿本店にケースを持込み、大慶直胤の拵付短刀を飾らせて頂きました!
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) December 9, 2019
拵えの美しい赤が、土台の赤ともマッチして良かったです。
こちらも見所の多い素晴らしい短刀でした^^
もしも社長が倒れて入院した時は病室にケース持っていくという約束をしました。笑#短刀用展示ケース自作 pic.twitter.com/V5XkQQF5Tj
(追加写真)
— 刀箱師 | 中村圭佑 | katana case shi (@katana_case_shi) December 9, 2019
黒い拵えも飾らせて頂きました!
刀は同じ大慶直胤です。#短刀用展示ケース自作 pic.twitter.com/lN0KEUtzXy
(〃艸〃)♡素敵です...♡
そんな「日本刀展示ケース」にツイッターでも賞賛の声が!!
なにこれ、めっちゃ素敵……欲しい。うちの子飾りたい。 https://t.co/dD1SeqW0UN
— 千寿 (@1000_nagi) December 1, 2019
これもう本当に全体で美術品な感じなので、自分も欲しい意味で推していきたい(˘ω˘)特に刀用の金入り漆は象嵌の美しさに通じる良い渋みと煌めかしさを含む逸品だから、飾れば其処だけ美術館。 https://t.co/6CZSqNofXh
— マツヨイ◇お刀 (@mty_nrms) December 5, 2019
空間に違和感なく溶け込んでます…流石です☺️
— いろ転 (@iroten_nurse) December 9, 2019
刀ケースと仰いますが、もはや移動式展示室と言われても違和感ないです✨
実用性と美の両立素敵です。
直胤のライティング、白も橙も落ちてるので地鉄も刃文も素晴らしく映えてますし…
名刀×逸品=尊いです…(*´ω`*)
お写真拝見できて嬉しいです☺️ https://t.co/kvajINQ3mZ
「そこだけ美術館」とか「移動式展示室」とか、皆さんの表現力も素晴らしいですね♪
( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )♪
ちなみに、日本刀の職人さんは「刀箱師」「金工師」「彫師」の他にもいろいろありますが、「刀剣ワールド」の「刀装具の名工」にまとめてあって、とても分かりやすかったですよ。
・・・ということで今回は「刀箱師」さんが制作した壁掛けの「日本刀展示ケース」をご紹介しました。
日本刀展示ケース、私も欲しいけど、その前に御刀をお迎えしないと...。
(((;꒪ꈊ꒪;))):オカネガ...
コメント
コメント一覧 (34)
確かに綺麗だから、専門の職人さんがいても不思議じゃないか。
刀箱でより輝いて見えるなー
超ニッチキーワードですね。
刀箱師だけの仕事で食べてイケてる人はいないやろなぁ・・・
台の部分の漆の上に金が乗ってるやつが刀身(の背の部分)に映り込むのは好みが分かれそう。
刀剣そのものを鑑賞したいとき、気になってしまう気がする。
でも逆に、そこも含めてアート的に楽しむならいいのかな。
まぁ、きっと台の部分はシンプルなものに変更できるのだろうし、好みに合わせてディスプレイすればいいんだろうな。
刀箱も大事ですよね。
きれいすぎる
Twitter拝見しました、素晴らしいです!
個人的にはもう少し文字が小さいとバランスが良いのではないかと思いますが、まさに理想の刀ケースです。
実物を拝見できる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
ありがとうございます!
実は一次試作の時銘の入った磁石製のプレートを作って貼っていました^^
磁石なので好みに合わせて取り外し可能です。
Twitterにも後程アップしますね!
ご丁寧にありがとうございます!
この素敵な刀箱が全国の刀剣商さんでみることができる日を楽しみにしています♪
ぜひ全国の刀剣商で刀とセットで販売して頂きたいです。
需要は多くないかも知れませんが、刀のキャプション(プレート)を付けられるようにしていただけるとなお嬉しいです。
ご本人、降臨!
また、皆様暖かいお言葉本当にありがとうございます。
現在実物を確認頂ける場所は2020.4.11からのデザフェスしかないのですが、来年は色々お披露目出来る場を探していこうと考えています。
機会がありましたら是非見て頂けると嬉しいです!
いつか、実物を見てみたいです。
飾る刀はないけれどww
すごすぎる・・・・。
みんなでビッグサイトに集合だなー
実物が見たいです(^o^)