石橋山古戦場(神奈川県小田原市石橋)


1180年(治承四年)8月23日の今日は、石橋山の合戦のあった日です。

鎌倉幕府を開いた英雄・源頼朝はこの戦いで、源平合戦最大の危機を迎えました。

以仁王から平家討伐の令旨を受けて挙兵した頼朝ですが、その直後に石橋山で平家軍に包囲されます。
平家軍三千に対して源氏はたったの三百。
十倍の戦力差に大敗すると、頼朝は生き残った十人にも満たない兵たちと敗走します。

たどり着いた洞窟に隠れた頼朝でしたが、平家の追っ手に見つかってしまいます。
この絶体絶命の状況を救ったのは、追っ手の梶原景時です。



「この場はあなたを見逃しましょう。
その代わり、いつかこの恩を返してください。」

頼朝がその提案を受けると、景時は兵を連れてその場を去り、上官に「洞窟には誰もいなかった」と報告します。
こうして、頼朝は命拾いをしたのでした。


その後、頼朝は源平合戦に勝利して幕府を開きました。
頼朝は景時を御家人に取り立てて、恩を返したのです。





(石橋山古戦場)


石橋山古戦場は、小高い場所にあるので、眺めがとても良いです。
道が狭くて駐車場もあまりないのが難点ですが、歴史を感じることができるとても良い場所ですよ。


【今日の人物】

梶原景時(かじわらかげとき)

鎌倉時代の武将。
石橋山の合戦で平家として出陣しながらも、源氏の源頼朝を助けました。
その後、幕府を開いた頼朝に御家人として取り立てられると、将軍の右腕と呼ばれるほどに出世します。





【オススメの本】
五味 文彦さんの
「現代語訳吾妻鏡〈1〉頼朝の挙兵」
が面白いです。


鎌倉時代のもっとも基本的な歴史書、その難解な原文を、待望の現代語訳化。現代語で読む『吾妻鏡』ついに誕生。
治承4年(1180)以仁王の平家追討令旨に応じ東国各地に源氏が蜂起する。
伊豆の流人頼朝の挙兵、石橋山合戦の敗北、房総半島を経て関東を席巻しての鎌倉入り、富士川合戦の勝利、そして関東掌握へ。
89歳の老武者三浦義明の討死、黄瀬川宿での頼朝・義経の初めての対面等数々のエピソードに彩られた、鎌倉武家政権の誕生を活写する。



吾妻鏡はいろいろな出版社から出ていますが、この本はとても読みやすいです。
注釈や地図、系図も充実していて、名場面も押さえてあって、とても勉強になりました。
今日の出来事の「石橋山合戦」についても書かれています。


・・・ということで、今日は石橋山の合戦があった日です。
源頼朝が梶原景時に恩を返したように、私も受けた恩を少しでも返せるように頑張りたいと思います!!