岐阜城(岐阜県岐阜市)


1604年(慶長九年)8月22日の今日は、岐阜城の戦いのあった日です。

この戦いは関ヶ原の合戦の前哨戦で、東軍と西軍が岐阜城をめぐり攻防戦を繰り広げました。
岐阜城の主である西軍の織田秀信は信長の孫です。

かつて祖父の信長が苦労の末に手に入れた岐阜城を孫である自分がなんとしても守らなければならない――。
意気込む秀信ですが、その熱意は空回りしてしまいます。

秀信は「籠城すれば臆病者の謗り(そしり)を受けよう」と言うと、城を飛び出して敵軍を野戦で迎え討ちます。
最初こそ善戦するものの、最終的には東軍に押されてしまい城に撤退。

結局、籠城戦をはじめるのですが、すでに勝機を逸していました。
野戦で兵を減らしたことが致命傷となっていたのです。


東軍の包囲からの総攻撃を受けると、岐阜城は程なくして陥落します。
秀信はわずか一日で祖父の代からの城を奪われてしまいました。


岐阜城の早すぎる陥落は西軍の敗因のひとつになっています。
秀信は信長のような優れた軍略を持っていなかったのかもしれませんね。








岐阜城は、織田信長と秀信にゆかりがあるお城です。

緩やかな長良川の流れと城下を見渡すことができる場所に建てられていて、お城の場所選びはとても大事だと思わせてくれます。
信長や秀信のことを想いながら城下を見渡すと、目頭が熱くなりますね。


【今日の人物】

織田秀信(おだひでのぶ)

安土桃山時代の武将。
あの織田信長の孫で、信長の後継者を話し合った清洲会議では秀吉に担がれました。
関ヶ原の戦では三成に説得されて西軍につきますが、岐阜城の戦いで敗北してしまいます。




【オススメの本】
小谷野 敦さんの
信長の孫: 三法師・秀信のその後

が面白いです。


清洲会議で豊臣秀吉に擁立された信長の孫、織田秀信(三法師)を描いた歴史小説。

目次
一、本能寺
二、清洲城
三、岐阜城の信孝
四、賤ヶ岳
五、小牧・長久手
六、関白秀吉
七、殺生関白
八、岐阜城主・秀信
九、関ヶ原
十、徳川の世



本能寺からの出来事を「織田秀信」中心に書かれている小説です。
史実に基づいているところもあれば、様々な情報を元に小谷野さん独自の視点で書かれている部分もあります。
個人的にはとても面白かったです。


・・・ということで、今日は岐阜城の戦いがあった日。
織田信長の想いを胸に戦った秀信のことを考えると、胸が熱くなりますね!!